2020.12.11 06:38
作家の話の運び方のパターンのようなものが読めてくると
病院の待合で買って長いことほったらかしだったスプートニクの恋人を読んだ
村上春樹の小説は
恋人あるいは妻が謎の失踪を遂げる(大体は戻ってこない)シチュエーション
上記の人間が(象徴的な意味で)欠けてしまう、損なわれてしまうというモチーフ
が頻出するんだけどその辺の意味するものは評論家や文学部の学生さんに解析頼む
ただ読んだ人間からはあーまたですか的な感じ
閑話休題
「検査値、爆上がりで良くなってます」
「えーと頂いてたお薬の効果ということでしょうか」
「はい」
「つまり病気Aだと頂いた薬は効果がないと理解してるのですがこれは病気B(前からの持病)の症状ということでしょうか」
「そうなります。遠い病院にわざわざ来ていただくのも大変でしょうし今後は近場のクリニックでの経過観察という形で大丈夫です」
もんげー
めーんーどーくーせー
あのね私市中のクリニックでも病院でも診るのやだって放り出されてこの病院来たの、また出戻っても嫌な顔されると思うの
「まあお住いのところにも診療科がないわけじゃないですから」
ないよ!ないんだよ!特に私の病気見られる医者少ないって言ったのあんたじゃん!
めーんーどーくーせー
あのさあ、放置してると結構日常生活に差し障りのある症状だし心配だから見て貰いたいってのは度を越して贅沢なことなんですかね
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